■第4弾:2024年へ向けて『1993年毎日新聞『郷土提言賞』北海道ブロック賞受賞作品「小樽21世紀改革プラン」プラス新提言』

2023年09月26日 12:54

■第4弾:2024年へ向けて『1993年毎日新聞『郷土提言賞』北海道ブロック賞受賞作品「小樽21世紀改革プラン」プラス新提言』


◆この論文は、郷土から離れて20年以上経った者がノスタルジーだけでなく、
それまで得た知識などを活かして故郷の活性化を願って纏めたものです。
実際、執筆当時から一段と人口が減った現実を帰省する度に目にするにつけ、
故郷消滅の危機的状況を救うギリギリのところが現在と認識して、
30年前の提言にプラスする形で論述します。
尚、新たな提言を小樽以外でも斜陽に悩んでいる地域で利用できるのであれば
多いに使っていただければ幸いです。

2023年9月24日

水間政憲ジャーナリスト・近現代史研究家

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●そもそも現小樽公園は、入園料を必要とした動物園と記憶している。
実行にあたり、具体例として、大小の動物と一部は木立よりも高い恐竜を配置して、
総合グランドには雪像との写真撮影に適した、
ほどよい大きさの「十二支」と「遊戯施設」を配置して、
その年の「干支」の動物は他に大小何体かを造る。
期間は一ヶ月間として、毎週土・日曜日の夜六時から三十分間、花火大会を共催する。
夜は各雪像をカラー照明で幻想的に演出する事は当然である。
その他、夜空にレーザー光線で「星の降る街」などを演出するアイデアもあるが、
冬に特定する必要がないので機会があったら改めて詳しく説明する。
東京での私的モニターの結果では、「札幌雪まつり」に東京から見物に行った際、
事前に「小樽雪の動物園」の開催を知っていれば、ほぼ全員が見るとの回答であった。
箱庭的、山あり海あり美しい小樽が、時代の流れの中で埋没して、
機械文明に毒された魅力のない地方都市にならない為にも、
新規事業開発にことごとく反対してきた「伝統的エネルギー」を、今後、
マイナス思考からプラス思考に発想を転換して、現在求められている、
個性的差別化の流れに対応して、大型店に対抗できる差別化による、
商品構成が出来れば、大型店など脅威ではあるまい。
しかし、その為には、社会的義務と責任を認識して、
個人、地域単位、小樽市が三位一体となった協力体制が必要である。
その根本精神としての自尊・自立を意識して、
公私のバランスをはかりながら実践して行く必要がある。

今まで、観光問題に対する街造りを述べてきたが、
最後に、住民の為の改革プランを提案する。
小樽は現在、老人世帯が増えているのが現状である。
孤立感に閉じ込められている寂しさを癒すうえで、各種イベントにも参加しやすいように、
足の便宜をはかる為には、路線バスの何本かに一本を、市民会館前経由とする。
市役所への交通アクセスにもなる。
老人世帯の健康管理及び交流の場として、学童の減少による不必要になった、
小学校の教室を改造して、予約制による給食を提供し、
ボランティアによる老人及び社会人のカルチャー教室を併設する事によって、
保険医療費の低減及び学級崩壊などの改善に役立つと思われる。

少々体が不自由な老人世帯の方には、登録制による食事及び食材や、
住民票などのサービス業務を電話予約での
宅配サービスの充実を全国に先駆けて実施する。
それらの市職員は、リストラによる余剰人員を配置する。
街の活力の原点は人造りに集約されるが、長期展望に立った、精神文化向上の為に、
低コストで全国的な文化の交流の場を提供できる施設を提案する。
過去の小樽大火災の教訓をきっかけに出来た
花園スポーツ公園の国道5号線の海側に市役所を移転する。
山側は、年間を通して喋などが飛翔するような熱帯植物園と老人ホームを併設する。
老人は決して、街から隔絶された山の中を好んでいない事は、
各種アンケート調査でも明らかであり、生涯社会を構成する一員としての
存在を望んでいるのであり、老人には子供の、
子供には老人のエネルギーが現在必要とされているのである。
そして、両方向のバス停を入り込み線で建物の中に造る。
その計画には少々予算が必要であるが、現在分散している市役所の事業所の集約と、
交通アクセスが格段に良くなる。
そこで、旧庁舎を文化交流の場として、再利用するのである。
現在、各大学も図書館のスペースは限界に達しており、国立大学などは顕著である。
貴重な資料を大量に所持して退官及び死亡した元大学教授の
行き場のない資料の寄贈を受けて、
日本最大規模の学術資料館及び文化交流センターとする。
館内に各種教室及びゼミに使用可能な教室などを三十室位完備する事で、
年間を通して大量の利用者が、小樽に滞在すると思われる。
名作のフイルム・ライブラリーも併設すると、より効果的であろう。
冬の小樽にとって、雪は観光資源でもあるが、住民にとっては公害でもある。
その雪を除去する手段として、ロード・ヒーティングなどが使用されているが、
充実させるには電力コストの低減が必要であり、実現の為に、
冬の防波堤に押し寄せる波を利用した波動電力を検討してみてはどうであろうか。
以上21世紀の小樽の発展と、
国内的、国際的にも理想とされる街になればとの思いからペンを取りました。

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以上が『1993年毎日新聞「郷土提言賞」』で北海道ブログ賞を受賞したレポートです。
関係機関に配布された中でJR北海道が、
北斗星が3本の中の1本の終着駅を小樽にしたのであるが、
それを受け入れる小樽からのアクションはまったく無かったと記憶しています。
例えば、小樽終着の北斗星のキップで市立美術館や文学館、
水族館の入場料が無料になるとか、
自治体だけでなく民間会社も様々な特典を発信することが可能だったのです。
とりあえず30年前の小樽改革プランでしたが、
北海道新幹線開業前に出来る様々なプランを定期的にこの場で発信して、
榎本武揚や土方歳三が夢見た『蝦夷共和国』の首都を小樽と想定して
様々なプランを提示して、明るい日本実現の参考になればと思っております。

2023年9月26日

水間政憲ジャーナリスト・近現代史研究家