FC2ブログ

〇《安倍首相とトランプ大統領の決定的な政治哲学の違いが日米間の危機を招く》

2019年01月05日 20:00

〇《安倍首相とトランプ大統領の決定的な政治哲学の違いが日米間の危機を招く》


■我が国の保守派は、盲目的に安倍首相を支持しているが、
安倍首相が究極のグローバリストである事実を知ってか知らずか
目を背けています。

これらの事実は、内閣官房内閣広報室のホームページで全文確認できますが、
それに基づいて国会審議が行われていたなら、
昨年12月8日に成立した「移民法案」は阻止できたでしょう。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

【平成25年9月25日ニューヨーク証券取引所 安倍内閣総理大臣スピーチ】(内閣官房内閣広報室ホームページ掲載)

《本日は、このような機会を与えていただき、感謝しています。
 世界経済を動かす「ウォール街」。
 この名前を聞くと、マイケル・ダグラス演じるゴードン・ゲッコーを思い出します。(中略)
 皆さんは、シェールガス・シェールオイルで強い経済力を持ち、
 さらに化石燃料が安くなる、ラッキーな国にお住みです。
 日本はそうはいきません。そうはいかないからこそ、イノベーションです。
 日本のエネルギー効率は、第四次中東戦争が発生した1973年と比べ、
 約40%改善しました。
 GDP千ドルあたりのエネルギー消費は、石油換算で、
 アメリカでは0.17トンですが、日本では0.11トンしかありません。
 中国は0.6トンですから、日本の省エネ技術の高さは、群を抜いています。
 ここに、日本の成長機会があり、皆さんの投資機会があります。 
 自動車向けのリチウムイオン電池は、世界の7割が日本製です。
 アメリカで人気のテスラモーターの電気自動車も、電池は日本製。
 次世代の自動車は、「インテル・インサイド」ならぬ、
 「ジャパン・インサイド」なんです。(中略)
 ここニューヨークでは、
 イチロー選手が日米4000本安打という偉大な記録をつくりました。
 日本で海外の選手が活躍し、米国で日本の選手が活躍する。
 もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました。
 日本とアメリカは、自由、基本的人権、法の支配といった価値観を共有し、
 共に経済発展してきました。その両国がTPPをつくるのは歴史の必然です。》

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

※アメリカンファーストのトランプ大統領は、
安倍首相の「もはや国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました」との考え方と真逆に、
メキシコ国境に巨大な壁をつくることを重要政策にしております。

また、安倍首相は、「両国がTPPをつくるのは歴史の必然です」と述べていますが、
国境なきEUの政策も弊害が表面化してイギリスは離脱(最大の原因は人の移動)、
トランプ大統領はTPPの署名を拒否しグローバル化と決別しました。

実際、国境と国籍を厳格に管理しても国際化は可能であり、
文化・伝統を弱体化することを隠しもって
「グローバル化」を推進している国会議員の中には、
大陸系日本人がかなり混じっています。

トランプ大統領の「政治哲学」である
「国境・国籍の厳格化」と貿易は「国家間(2国間)条約」を優先する政策は、
安倍首相の「政治姿勢」と真逆なのです。
これは100年単位の国際政治の大転換であり、その潮流は昨日今日の問題ではなく
1990年代から攻めぎあってきた事に結果がでただけなのです。
安倍首相の「政治姿勢」は、世界の潮流から一周遅れなのですが、
まだ理解できてないようです。

そして、日本にエネルギー資源がないかと問うと、
我が国が消費している60年分の石油が尖閣諸島海域に埋蔵されています。
また日本海や太平洋経済水域内の「メタン・ハイドレード」を実用化できれば、
国の借金はゼロにでき高齢者時代の福利厚生問題などは
すべてクリアできるのですが、
我が国のエネルギーの自立に否定的なアメリカの圧力があるにしても
モタモタしていて情けない限りです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
【平成28年9月19日ニューヨークで「ジェトロ」が主催した『米国企業を対象にしたセミナー』で安倍総理が講演】 (内閣官房内閣広報室)

《安倍晋三です。マリオではありません。
 でも、マリオのように、闘い続けています。
 日本経済を加速させるために闘っています。(中略)
 皆様、本日は、私から3点お伝えしたいと思います。
 1点目は「継続」。
 2点目が更なる「開放性」。
 そして3点目は「働き方改革」です。
 「継続」、「開放性」、「働き方改革」。
 これら3つから、私は何を伝えようとしているでしょうか。
 本年7月の選挙で、与党は、安定した政治基盤を国民の皆様からいただきました。
 国民の皆様の信任に応えることに、躊躇はありません。
 1にも2にも3にも、私にとって最大のチャレンジは、経済、経済、経済であります。
 それは、今後も変わることはありません。間違いありません。(中略)
 各機関投資家に第三者委員会などの仕組みを確立させ、
 受益者利益の最大化にかなう投資判断を確保させます。
 2点目は「開放性」です。申し上げます。日本は「開放性」を推進する立場です。
 貿易自由化を推進する立場です。そして投資の自由化を推進する立場です。
 例えば、一定の条件を満たせば、
 日本は世界最速級のスピードで永住権を獲得することができる国になります。
 現在、詳細の詰めを行っています。乞う御期待です。(中略)
 日本では、この3年で生産年齢人口が300万人減少しました。
 しかし、名目GDPは成長しました。
 今を嘆くより、未来を見つめましょう。日本は高齢化しているかもしれません。
 日本は人口が減少しているかもしれません。
 しかし、この現状が、我々に改革のインセンティブを与えます。
 我々は、生産性を高めようとし続けます。
 ロボットからワイヤレスセンサー、ビッグデータからAIまで、
 全てのデジタル技術、新しいものを活用しようと思い続けます。
 ですから日本の人口動態は、逆説的ですが、重荷ではなく、ボーナスなのです。》

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

※安倍首相は「私にとって最大のチャレンジは、経済、経済、経済であります。
それは、今後も変わることはありません。間違いありません」と、
1・2・3とすべて経済最優先を断言しておりますが、
トランプ大統領は、一見経済を「最優先」にしているように日本で報道されていますが、
1776年アメリカ独立以来、アメリカ大統領の“最優先課題”は
常に「安全保障」が最優先なのです。
それが政治の原点であり、我が国の失敗は常に「経済」が先行して、
安全保障の危機を招いているのです。
「日中戦争(支那事変)」も経済人が先行して中国へ投資した結果、
その権益維持を政府に泣きついた事から戦火を招いたのであり、
現在も経済人は歴史からなんら学ぶことなく、
まったく同じ間違いを中国で犯しています。

現在、トランプ大統領は将来の覇権に直結する、
中国の通信・IT技術を潰すことに国家を挙げて取りかかっていますが、
これは民主党・共和党の別なく共有政策になっているのです。

日本はボーッとなにも考えることもなく、アメリカに言われて初めて
「ファーウエ」等の中国企業の規制に追従していますが、情けないことです。

ソフトバンクの中継通信器は「ファーウエ」の製品を使っていますが、
ソフトバンクが韓国で行っている「クラウド・サービス」に
日本の企業が「データ管理」を委託しています。
これほど危険なことはないのですが、
ボーッとしている日本の経済人は認識してません。

※安倍首相は、
「一定の条件を満たせば、
 日本は世界最速級のスピードで永住権を獲得することができる国になります。
 現在、詳細の詰めを行っています。乞う御期待です」と、
 3年前にアメリカで宣言していたことが、ほとんど審議することなく
 実質移民法である「移民法案(特定技能第2号)」を通しました。

※また安倍首相は、
「日本は高齢化しているかもしれません。日本は人口が減少しているかもしれません。
 しかし、この現状が、我々に改革のインセンティブを与えます。
 我々は、生産性を高めようとし続けます。
 ロボットからワイヤレスセンサー、ビッグデータからAIまで、全てのデジタル技術、
 新しいものを活用しようと思い続けます。
 ですから日本の人口動態は、逆説的ですが、重荷ではなくボーナスなのです。」
とニューヨークで述べていましたが、
生産性の向上には技術革新を駆使して乗り切ると発言したことと、
「移民法」を通すことは矛盾しており、場当たり的なことを述べているだけで、
筋のとおった「政治哲学」はありません。

■そもそも「移民法案」は、

昭和天皇の意思(終戦の詔書)
「「よろしく国を挙げて一家となり皆で子孫をつなぎ、固く神州日本の不滅を信じ、
 担う使命は重く進む道程の遠いことを覚悟し、総力を将来の建設に傾け、
 道義を大切に志操堅固にして、日本の光栄なる真髄を発揚し、
 世界の進歩発展に後れぬよう心に期すべし。
 汝ら臣民よ、全身全霊で受け止めよ」

に反しており、
それを安倍首相は「国境や国籍にこだわる時代は過ぎ去りました」と、
昭和天皇の御言葉を切り捨てる発言をしていますが、
「御言葉」は時代を超越した我が国2600年以上継続してきた
「国体(伝統)」の核心であり、「時代」を言うのであれば昭和生まれの安倍首相は、
政治家として昭和天皇の「御言葉」を厳守しなくてはいけないのです。








◆【『完結DVD:朝鮮半島歴史問題の嘘』予約注文受付】
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-2900.html

◆【南京問題終結は歴史的な事件なのです。「1937南京:完結」映画(DVD)版画以外での製作支援方法】
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-2875.html

◆【「1937南京:完結」映画(DVD)大量頒布と第2弾(「完結:日韓歴史戦」―韓国の歴史捏造を撃つ」)制作支援版画一覧動画】注文等は「水間条項」最初の記事でご確認ください。
【ニコニコ】http://www.nicovideo.jp/watch/1527787649

◆【版画一覧表≡申込方法】
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-2962.html











◆【近現代史研究家・ジャーナリスト水間政憲】


◆【動画】【ニコニコチャンネル 水間条項国益最前線】(毎週1回)
http://ch.nicovideo.jp/mizumajyoukou


◆水間政憲ブログ【水間条項】(無断転載禁止)
http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/




転載は禁止ですが記事自体はツイッターやフェイスブックによる拡散をお願い致します。
各記事最下部にあるボタンをクリックすることで簡単に拡散可能です。