拡散希望:戦後褒章制度の不思議

2014年04月30日 11:46

●超拡散希望《戦後褒章制度の不思議》



■毎年恒例の春秋の叙勲は、この数十年間、まことに不思議な様相を呈しています。


それは、社会主義思想に根ざした言論活動をしている評論家や大学教授たちは、国民から見放され、論文を発表していた朝日新聞社発行の雑誌などが次々と廃刊になり、自治労が牛耳っている公立図書館で定期購入され、細々と息をつないでいる『世界』(岩波書店)などが存続している現状で、いまだに社会主義思想に軸足を置いている人文系学者や作家が叙勲しています。


ところが、国民の評価が確定している良心的な評論家や大学教授など、この数十年間ブレずに客観的な一次資料に基づく言論活動をされてきた渡部昇一先生や『戦後史開封』シリーズで、戦後言論界の闇を次々に暴いていらっしゃる西尾幹二先生に、叙勲されるような雰囲気がまったく無いことは不思議です。


日本の戦後言論空間を「日本罪悪史観」に染め上げた中心的な人物である横田喜三郎は、GHQの手先として東京裁判の翻訳係を務め、GHQの権力をかさに天皇陛下に対して、「無知と奴隷的な服従が日本人民の自然な発達を阻止した」と決めつけ、「日本の戦争は20年間侵略した」とか、「昭和天皇は退位すべき、軍国主義の責任をとれ」などと、東大教授として将来の指導者層を洗脳し、最高裁判所長官まで務めた「戦後レジューム」の権化だった。その売国学者横田喜三郎は、文化勲章、文化功労者、紺綬褒章と天皇陛下から直接三回も勲章を下賜されていた不思議な叙勲に、戦後体制の矛盾が凝縮し表出ているのです。その遺伝子は、現在、孫の猪口邦子参議院議員に引き継がれ、自民党内部にも「日本罪悪史観」が浸透する要因になっています。また、我が国の戦後を代表する売国政治家の村山富市元首相と河野洋平元官房長官には、最高位勲章でもある「桐花大綬章」が褒章されています。


我が国の大学教授で最初に「南京大虐殺の虚構」を訴え、現在、国際的に通用する一次資料で「南京大虐殺の虚構」が証明されたことで、保守論壇を牽引してきた重鎮として、渡部昇一先生が褒章されて当然なのです。


また、GHQ占領下の言論検閲の実態を白日の下にさらした西尾幹二先生の『戦後史開封シリーズ』は、21世紀の日本を代表する大書として歴史に刻まれる功績を残されていることは論をまたないでしょう。


安倍首相が、「戦後レジュームからの転換」を唱えるのであれば、まず最初にやるべきことは、渡部昇一先生ならびに西尾幹二先生への褒章に尽力することなのではあるまいか。


それは、まさしく安倍首相が「歴史認識は静かな環境で専門家の研究に委ねる」と、国会での答弁を体現することになるでしょう。


※ジャーナリスト水間政憲;インターネットだけ転載フリー〈条件・全文掲載〉http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/