2012年02月14日 02:35
拡散【情報戦をどう戦うか!過去・現在!!】 23【朝日が明かす中国の嘘】(高木書房)〔筆者論文より〕

情報戦は、敵対国の謀略が表面化する前に、対策を講じなければ8、9割方負けてしまいます。
最近の情報戦の象徴的出来事は、中国が国際的包囲網で仕掛けてきた、「南京大虐殺」の政治宣伝でした。
それを察知した小生は、『SAPIO』(2006年12月13日発売号)に「知られざる反日包囲網を撃つ!第1弾〈『ザ・レイプ・オブ・南京』ほか「南京大虐殺70周年映画」で蘇るアイリス・チャンの亡霊〉」を緊急寄稿しました。このレポートの衝撃は、その後、オピニオン誌が追従企画を掲載したことなどで、ご記憶の方もいらっしゃることでしょう。中国へ対抗する「南京検証映画」の企画も、小生のレポートに触発されてのことだったのでしょう。
年が明けて2月、自民党歴史議連(会長・中山成彬先生)の中に「南京問題小委員会」(小委員長・戸井田とおる先生)を緊急に立ち上げたのも「国際的南京映画包囲網」に対抗するための検証委員会でした。
中国が仕掛けてきた情報戦に、自民党歴史議連が緊急に「南京問題の総括」を纏め、2007年6月19日、憲政記念館に国内外の記者を招集して発表したことは画期的な出来事でした。
当日、朝日新聞の記者は2名出席していたが、翌日の紙面に一行も報道されることはなかったのです。
自民党歴史議連(約100名)が、南京攻略戦を「通常の戦場以上でも以下でもない」と総括したにも拘わらず、国内外のメディアが、批判記事を記載も配信も出来なかったことは情報戦に楔を撃ち込むことに成功したなによりの証明でした。
中国の情報戦に警鐘を鳴らした小生であるが、我が国からの対抗措置に満足している訳ではありません。
それは、保守ビジネスと無縁の『南京の実相』(自民党歴史議連監修)と『「南京事件」の総括』(田中正明著、小学館)が情報戦に対抗できる武器として出版されていても、覚醒していらっしゃる皆様方以外に、国民への浸透が遅れていることです。
南京攻略戦に関する情報戦は、1970年代80年代と激しくなり、90年代からは裁判所を巻き込んで戦うことになった。
90年代からの南京の情報戦に、小生は訴訟支援・メディア対策などに関わったことを、『朝日が明かす中国の嘘』に、その記録を掲載してありますので参考にして戴きたい。
尚、国際的情報戦とは何かを把握して戴けるように、『朝日が明かす中国の嘘』の連載終了後、『SAPIO』に連載した「知られざる反日包囲網を撃つ!」を掲載します。
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23【朝日が明かす中国の嘘】(高木書房)〔筆者論文より〕
先出の郵便袋虐殺事件とは、東史郎氏の『わが南京プラトーン』と、東氏の日記をもとに書かれたという下里正樹氏の『隠された連隊史』と『南京事件京都師団関係資料集』(三冊とも青木書店)の中で、南京事件の「虐殺者」の一人であるかのように書かれた東氏の上官が、東、下里両氏及び青木書店を相手取り、損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて、平成五年四月十四日に東京地裁に起こした訴訟である。
その内容とは「郵便袋に中国人男性を入れて縛り、ガソリンをかけて火を付け、手榴弾を結びつけて池に放り込んで虐殺した」との表現が、現実に可能か否かの審議であった。東京地裁の判決は、三年後の平成八年四月二十六日に下され、原告(虐殺はしていない)勝訴であった。判決後の記者会見で被告東史郎氏は「外国のテレビもたくさん取材に来ている。こんな判決を出したら世界が黙っていない」と開き直っていたが、その発言を裏付けるように、その後『ラーベの日記』や『ザ・レイプ・オブ・ナンキン』が外国で出版されている。それらと東氏の発言が、何らかのつながりがあるのではないかと思えてならない。
中国では、「郵便袋虐殺事件」が南京大虐殺の証明と宣伝していたこともあるため、日本の裁判所で不可能と判断されたことには、相当あわてたであろう。
平成十年十二月二十二日の高裁判決も一審判決を支持し東氏側の控訴を棄却した。
判決後の記者会見場にいた一人として状況を述べると、複数の中国のテレビ局及び新聞社の記者達と通訳でごった返し、会見が始まると中国人から「南京大虐殺を否定するのか!」などの罵声が飛び交いその場は騒然となった。
ちなみに、当日、中国の報道機関を記者会見場に入室を許可した幹事会社はNHKであった。判決が下された後も、東氏は中国に招かれて日本の裁判所の判決を批判していたが、原告側(東氏側の記述にある虐殺は不可能)が平成十年五月十二日高裁に提出した写真報告書で説明すると、可否は一目瞭然である。
甲第一○五証(モデルの身長167センチ、体重58キロ)。写真1と2は、東氏側が東京地裁で虐殺に使用したと称する郵便袋の実寸をもとに作製した袋である。
写真3、4は、東氏側が東京高裁で郵便袋は国際用であり、地裁の時の郵便袋サイズより大きいと言い出したサイズをもとに作製した袋による実証実験である。
ちなみにモデルの男性が着ている黒い服は、中国製の綿入りの上着である。
写真の1と2は、子供でも入れることなど出来ない袋に、東氏側は大人を入れることが可能であると三年間も争っていた。南京虐殺などと政治宣伝している実態がいかにいいかげんかこれ一つ見ても自明である。
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■現在、6月に訪中する鳩山首相の南京大屠殺記念館訪問と鳩山政権承認の賛否投票を兼ねたお祭りを実施中です。
いずれも反対の方は、『「南京事件」の総括』(小学館文庫)の解説で、櫻井よしこ先生が「日本人全員に読んでいただきたい」と絶賛されていることを尊重して、投票書籍を同書にしました。尚、投票結果がデイリーランキングで客観的に確認できるように、紀伊國屋書店ネット販売への集中をお願いしております。
• 紀伊國屋書店ネット購入URLは《http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4094060022.html 》です。
■戸井田とおる先生の丸坊主日記 http://blog.goo.ne.jp/toidahimeji/
■WE LOVE JAPAN! http://appleciders.blog125.fc2.com/
※添付した写真は、近所で咲き誇っていた紅梅です。
【ネットだけ転載フリー(写真不可)】ジャーナリスト・水間政憲 http://blog.goo.ne.jp/mizumajyoukou
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旧水間条項に掲載しているスクープ論文などは、公的に貴重資料発見を掲載したものが殆どです。
インターネットは、現代社会に欠かせない情報手段ですが、予想できないトラブルに巻き込まれ、旧水間条項に掲載されている「論文集」も見れなくなる可能性もあります。
『正 論』『SAPIO』誌に発表したスクープ資料の中には、日中尖閣問題が勃発する前に中国・台湾で発行した両地図帳(国内に一冊しかありません)では、尖閣 諸島は日本領と分かるように表記されているものや、スターリンがワシレンスキー極東軍最高司令官に指令した「北海道占領計画書」の原文の写し、また、最大 60兆円が中国に毟り取られることを防いだ遺棄兵器問題を解決に導いた、「兵器引継書」も一部雑誌に掲載していますが、これらの資料は、国益を護る国家的 スクープ資料です。小生は、歴史認識問題で個人の評論にさほど価値があると思っておりません。重要なのは、論議を必要としない公的一次資料なのです。

それに引き替え「紙」は、1000年を超え、現在も貴重な資料として訴え続けているものが多数あります。
そこで、皆様方からの貴重な浄財のご支援に、感謝の「意」が形になるよう、雑誌に未掲載の国家的スクープ資料と論文を纏めた資料本を、今夏までに【「国益最前線」資料:尖閣・竹島・北海道占領計画書・兵器引継書・真相箱・南京など】として出版することにしました。
尚、ご支援していただくにあたっては下記に記載した口座にて承りさせて戴きます。
宜しくお願い申しあげます。

【 金融機関 】 三菱東京UFJ銀行
【 支店名 】 阿佐ヶ谷支店
【 店番号 】 156
【 口座番号 】 (普通)0422458
【 口座名 】 ミズマ マサノリ

【 金融機関 】 ゆうちょ銀行
【 記号 】 10030
【 口座番号 】 78636041