超拡散《君が代と礼儀(朝日新聞「今日の問題」昭和27年5月3日夕刊)

2012年04月29日 00:33

●超拡散《君が代と礼儀(朝日新聞「今日の問題」昭和27年5月3日夕刊)


■朝日新聞の資料を整理していて出てきた、まだ、ブログに掲載したことのない面白い記事を紹介します。

この記事は、主権が回復した直ぐ後の昭和27年5月3日夕刊の囲み記事、【今日の問題】に「君が代と礼儀」として掲載されたものです。

当時の朝日新聞は、いかにまともか一目瞭然になる記事ですので、ジックリ読んでください。

■《十一日行われた鎌倉八幡宮の「やぶさめ」は、長い馬場をトンネルのようにおおうている木々の緑が、その下を埋める日米観衆の明るい服装に照りそい、その間を、きらびやかな狩衣の騎手が馬を飛ばして矢を射る、といういかにも五月らしい壮快な催しであった。特に独立回復後最初の本年の行事で、アメリカ側からも参加があり、横須賀基地からは軍楽隊もやってくるほどの盛況で、源氏の氏神であった八幡様が、ヘキ眼のサムライ達をどう照覧あったかはいざ知らず、日米両国の市民達はともに午後のひと時を、「やぶさめ」に講じたものである。

定刻と同時に、八幡社前にあった米軍楽隊は「君が代」を奏した。米国軍人はすべて挙手の礼。その家族達も、はやる子供達をおさえて直立不動のまま「君が代」に敬意を払った。ところがどうであろう。当の日本側の観衆は、ただ物珍らしげに軍楽隊や米人側の敬礼を見ているばかり。こども達は軍楽隊の周囲を群をなして歩き回った。


一昨年の夏、日米対抗水泳大会の時も、国旗掲揚に対するアメリカ側の厳粛な態度にひきくらべて、日本人観衆のだらしなさが批判されたことがあった。あの時はまだ占領下だったからといういいわけもあったかもしれないが、もう日本は独立した国である。いつまでも、こんな態度でよいわけはない。

「君が代」のよしあしについては、いろいろ議論もあるようだ。しかし「君が代」が国歌とされ、また各学校も文部省の勧告にしたがって祝祭日に歌うことになっているとすれば、国歌というものがどんな意味を持っているものか、したがって、「君が代」に対する礼儀についても知らなければならない。

学校でもこれを教えておいてもらい度い。「君が代」は歌うばかりが、そのすべてではないのである。》


■先日、朝日新聞は1968年に左翼革命が勃発したことを伝えたが、それまで日本人が日本人の為に発行していた極普通の新聞だったことが、よく御理解していただけたことでしょう。

最近、朝日新聞も経営の危機に遭遇して、普通の新聞に回帰する動きが垣間見えるているが、間にあうか微妙です。


※「『南京の実相』を国内外のメディア 図書館等に寄贈する会」代表 ジャーナリスト水間政憲;ネットだけ転載フリー《http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/blog-entry-591.html?cr=ba5237382c263b508786a3b46575c7c8》(条件;上記全文掲載)